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会員の活躍

雄性不妊にかかわる新規の遺伝子を発見−精子形成の減数分裂に熱ショック因子が関与するメカニズムを明らかに− (2024/4/29公開)

石黒啓一郎会員 (熊本大学発生医学研究所) らの研究グループによる上記の成果が2024年4月29日付でプレスリリースされました。
https://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/seimei-sentankenkyu/20240429

論文名:Atypical heat shock transcription factor HSF5 is critical for male meiotic prophase under non-stress conditions.
著者:#Yoshimura S, #Shimada R, Kikuchi K, Kawagoe S, Abe H, Iisaka S, Fujimura S, Yasunaga K, Usuki S, Tani N, Ohba T, Kondoh E, Saio T, Araki K, Ishiguro K  (# Equally contributed)
掲載誌:Nature Communications 15, 3330 (2024)
DOI:10.1038/s41467-024-47601-0.


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posted by SRD事務局 at 07:41 | 会員の活躍
この度、本学会会員でありまた渉外理事でもある大阪大学の林克彦教授(生殖遺伝学)がタイム誌の「TIME100」に選ばれました。このTIME100は、タイム誌が毎年「世界で最も影響力のある100人のリスト」として発表しており、"Artists", "Icons", "Titans", "Leaders", "Innovators", "Pioneers"の各カテゴリがあり、林先生は"Innovators"のカテゴリで選出されております。

林先生のご業績につきましては、本学会会員で知らぬ人はいないと思われます。多能性幹細胞(ES細胞, iPS細胞)からの体外培養による配偶子形成の再構築系の研究では、文字通り他の追随を許さない、世界トップの研究成果を多数発表されています。昨年には、英科学誌Natureの「今年の10人」に選出されたことも、記憶に新しいところです。

と、ここからは私事も交えて、林さんと呼ばせていただきますが、林さんと私は2005年4月から英国ケンブリッジ大学のGurdon研究所Azim Surani研究室にてほぼ同時期にポスドクをしておりました。ご存じの方も多いと思いますが、Azimは1984年にゲノムインプリンティング現象を発見し、その後も多くの日本人ポスドクと研究を行っています。特に、現京大の斎藤通紀先生留学時からは生殖細胞の発生過程に関する研究で数多くのブレイクスルーを生み出しています。留学当時の林さんは、培養室に籠もりっきりで、とにかく深夜まで鬼のように実験をしていた記憶があります。また、当時から論文PDFをパソコン画面でさーっと読んでおり、未だに紙に印刷しないと上手く読めない私とはインプット量が雲泥の差でした・・・。私は2年半で帰国しましたが、林さんは4年間の留学中に多くの成果を出し、京大斎藤研に帰国後も、現在のご業績に繋がる研究成果をあげられています。

その後は2014年4月に九州大学大学院医学研究院教授、2021年9月には現所属である大阪大学大学院医学系研究科教授に着任され、その間にも本学会大会では何度もご講演いただいているところです。また、2026年6月に帯広で開催される第20回国際動物繁殖学会(ICAR2026)においても林さんはInternational Scientific Committee (ISC)の一員として、プログラム立案等で現在ご活躍いただいております。

と、紹介文なのに長くなりました。会員の皆様にお知らせさせていただくと共に、林さんのご研究のますますのご発展をお祈り申し上げます。

関連リンク
大阪大学の紹介ページ:https://www.med.osaka-u.ac.jp/archives/39321
Nature誌「今年の10人」の紹介ページ:https://www.nature.com/immersive/d41586-023-03919-1/index.html
ICAR2026のHP:https://icar2026.jp

(文責:SRD広報幹事、ICAR2026組織委員、東京農工大学:金田正弘)
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posted by SRD事務局 at 17:44 | 会員の活躍
石黒啓一郎会員(熊本大学)より,掲題の件で連絡がありましたのでご案内いたします。

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羊土社 実験医学 2024年2月号 特集 「不妊の原因解明に挑む生殖細胞研究」 のお知らせ

不妊の原因解明に挑む生殖細胞研究〜発生と老化の時間軸で卵子・精子の動態を解明し、新たな生殖医療の創出へ
企画/石黒啓一郎
概論―生殖可能ライフスパン研究の最前線:不妊の原因解明に挑む生殖細胞研究【石黒啓一郎】
雌雄の生殖細胞系列における遺伝子発現制御機構【北村友佳,行川 賢】
減数分裂開始の制御機構とその雌雄性差【島田龍輝,石黒啓一郎】
卵母細胞の発生休止と再開【林 克彦】
老化とともに崩壊する卵母細胞の染色体制御【竹之内 修,北島智也】
マウス精子幹細胞が長期間精子を生産する戦略【鈴木伸之介,吉田松生】
ゲノム編集マウスの表現型を通して推測するヒト男性不妊【増子大輔,伊川正人】
ヒト生殖細胞発生の試験管内再構成【水田 賢,斎藤通紀】
早発卵巣不全の不妊治療への挑戦―基礎研究から臨床応用まで【河村和弘】


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日本繁殖生物学会広報委員会
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posted by SRD事務局 at 06:25 | 会員の活躍
遠藤墾会員(東京大学)、小沢学会員 (東京大学)、伊川正人会員 (大阪大学) らの2024年1月5日にプレスリリースされた研究成果を紹介します。

精巣・精巣上体の老化が精子や受精卵の発育に及ぼす悪影響を発見
 (2024年1月5日公開)

遠藤墾会員(東京大学)、小沢学会員 (東京大学)、伊川正人会員 (大阪大学) らの研究グループによる上記の成果が2024年1月5日付でプレスリリースされました。

東京大学でのプレスリリース
https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20240105-1.html

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posted by SRD事務局 at 18:10 | 会員の活躍
ダイノルフィン受容体を発現するキスペプチンニューロンが 正常な生殖機能に必要であることを証明
(2023年12月14日公開)

長江麻佑子会員 、上野山賀久会員、井上直子会員、束村博子会員 (いずれも名古屋大学)、平林真澄会員(生理学研究所)らの研究グループによる上記の成果が2023年12月14日付でプレスリリースされました。

名古屋大学でのプレスリリース
https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2023/12/post-598.html

生理学研究所でのプレスリリース
https://www.nips.ac.jp/release/2023/12/post_525.html



日本繁殖生物学会広報委員会

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posted by SRD事務局 at 10:24 | 会員の活躍